車検費用は本当に高いのでしょうか

車検費用は、あまりにも安くてこれで本当に良いのだろうかと不安になるレベルの人はいないと思われるくらい、クルマに乗る人にとっては負担に感じられるものです。

しかしここである意味で衝撃的かもしれない事実を書きますと、ディーラーや自動車整備工場などで働く整備士の給料は、日本の全労働者の平均よりも低くなっています。

整備士は誰でも簡単になれるわけではなく、所定の課程を履修して国家試験に合格しなければ資格がありません。

苦労して国家資格まで取得しても人並み以下の給料ではやる気も出なくなってしまうかもしれないわけです。

しかも、労働環境も決して良いわけではありません。

現場の作業ですからスーツを着てオフィス内で机に向かって行う事務職ではなく、いわゆる3Kの職場とも言えますし、最近では整備士になる人が少なくなっていることから一人当たりの仕事は増え、残業なども普通にあったりします。

それでも平均には届きません。

クルマの安心や安全に大きく関わっている整備士の待遇が本当にこれで良いのか、これで安心してハンドルを握れるのか不安になってもおかしくないレベルです。

一方で車検費用が高いと感じられることは事実でしょうから、そうなると税金とか保険料など、直接的な整備以外の部分の費用が本当に適切で妥当なものなのかと考える人が出てきても全くおかしくありません。

必要なところにきちんとお金が使われる仕組みにしてほしいと感じる人が多いでしょう。

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